
ところで虫歯はどうしてできるのでしょう。虫歯の原因はプラーク(歯垢)です。あなたの歯の表面はプラークで覆われていて、このプラークの中に虫歯の原因となるミュータンス菌やラクトバチルス菌が棲んでいるのです。ですからミュータンス菌やラクトバチルス菌があなたの歯を虫歯にする虫歯菌というわけです。
このプラークの中に棲んでいる虫歯菌が食事の中に含まれる炭水化物や糖を代謝して、歯をとかす「酸」を作ります。
この酸があなたの歯を溶かしてしまいます。これを脱灰といいます。
しかし、健康なお口の中では、唾液の働きによって酸によって溶かし出された歯の成分を再び歯の表面に沈着させます。この唾液の働きを再石灰化といいます。
あなたのお口の中では、食事をするたびに、この脱灰と再石灰化が繰り返されているのです。
健康なお口の中では、この脱灰と再石灰化のバランスが取れて、虫歯にならずにいるのですが、虫歯菌の数や食事の回数、歯磨きなどの影響によって脱灰が促される状態になると虫歯になってしまいます。

食事とpHの関係
食事を取るとプラークの中のpHが酸性に傾き、脱灰が始まります。しかし、唾液の働きによって20~40分でプラーク中のpHが上がって再石灰化が始まります。
3度の食事の他、間食の回数が多ければ多いほど、この脱灰がおこり脱灰の時間が長くなります。結果として虫歯になりやすくなるというわけです。

わかりやすくお話しすると、ミュータンス菌などの虫歯菌が食事に含まれる炭水化物や糖から酸を作って、歯を溶かしてしまうのですね。
虫歯の発生は、
歯+虫歯菌+炭水化物や糖+時間
という図式になります。
虫歯を防ぐには
先にお話したとおり、虫歯の発生には歯と虫歯菌と炭水化物や糖と時間です。
逆に虫歯を防ぐには、このどれかひとつでも抑えていくと虫歯ができにくくなっていくのです。
大切なのはプラークコントロール
虫歯菌が棲みついているのは、食べ物のカスがたまってできるプラークです。ですからまずこのプラークを抑えることが大切ですね。
適正な歯みがきによって、このプラークを取り除いてあげることが一番重要です。
正しい歯みがき方法を指導してもらうことによって、プラークがたまるのを防ぐようにしていきましょう。
また間食が多いと脱灰の時間が多くなりますので、過度の間食を避けることも大切です。
歯を丈夫にすることも、虫歯を抑えるのに有効な方法です。フッ素は、脱灰を抑制し、再石灰化を促進させます。また歯質の対酸性を向上させる働きもあります。歯科医院でフッ素を塗布してもらう、フッ素入り歯みがきを使うといったことで、歯の表面が丈夫になり虫歯を防ぐことにつながります。

健康な状態では「脱灰」と「再石灰化」の力は拮抗していることになりますが、「脱灰」に働く力が強くなったり、「再石灰化」に働く力が弱くなったときは脱灰に進んで歯が溶かされ、虫歯になってしまいます。
ひとりひとりのお口の中で起きている「脱灰」と「再石灰化」のバランスを分析することで、個人の虫歯のリスクを知る事ができます。そして、脱灰に傾いていると判断されたならば、それをさまざまな方法でコントロールし、再石灰化を促進したり、脱灰を抑制したりしなければなりません。
プラークの中には、酸を作り出す虫歯菌がたくさんいます。特に噛み合わせの溝や歯と歯の間、歯ぐきの境目の「かくれ場」にあるプラークはとても危険です。
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| プラークなし | 歯ぐきの境目にうすい膜のようなプラークがある | 歯ぐきの境目にそってプラークが付いているのが見える。歯と歯の間にはない。 | 歯ぐきの境目にそってたくさんのプラークが付いている。歯と歯の間にもたくさんついている。 |
喫煙は歯周病進行の重要なリスクファクターです。
①生体防御を担う多形白血球の機能低下。
(細菌と戦う白血球の機能が50%も減少する。)
②歯周組織の毛細血管の循環障害
(歯肉への血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が欠乏したり、老廃物の除去がうまくいかなくなる。)
③歯肉の線維化
(歯肉が線維化し、出血などの定型的な症状が出にくく、手遅れになりやすい)
④歯肉の修復機能に対する悪影響
(歯周病の治療に必要な繊維芽細胞の働きを抑えます。その結果、治療に対する反応が悪くなります。)
などが挙げられます。
数ある危険因子の中で、かなり危険度が高いといえます。

生涯喫煙量すなわち一日平均喫煙パック数と喫煙年数を積分した推計値を用いる。
口臭の原因のほとんどは口の中にあります。まず歯周病が原因で臭うことが多く、その他、虫歯、合わない詰め物や被せ物が臭いの原因になります。また、意外なクセモノが舌の表面についたがんこな細菌の塊(舌苔=ぜったい)。これが口臭の原因の7,8割を占めているとも言われています。
口腔の臭気成分は、揮発性硫化化合物中の硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルスルファイドなどが主成分となっていることが分かっています。
口の中は常に唾液によって自浄作用が働いていますが、この唾液が少なくなった時に口臭が強まると考えられます。最も代表的なのが起床直後。睡眠中に唾液が減るので口の中が渇き、粘膜のはがれたものがたまって口臭が強まります。 その他、緊張して唾液が少なくなった時や、女性の月経や妊娠中にホルモンの影響で唾液が減り、口臭が強くなる場合もあります。ただ、これら唾液の減少によって起こる口臭は、生理的口臭と呼ばれ、誰でもあり、特に心配したり悩む必要はありません。
舌の清掃方法

舌の清掃方法は、舌の後方3分の2くらいに舌苔がたまりやすいので、舌ブラシなどの専用器具を使って、前方に汚れをかき出します。
1.一日一回が原則です。
2.朝の歯磨き前に歯磨き粉なしで行います。
3.できるだけ軽い力で清掃します。
4.数回清掃したら、流水でブラシを洗浄します。
ひとことで虫歯と言っても進行具合によって治療方法が それでは虫歯の状態についてお話しします。 |
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初期虫歯(C1)エナメル質内の虫歯で、私たちの目では見えない小さい穴の状態です。 |
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中程度の虫歯(C2)虫歯が象牙質まで進行し、目でも穴が確認できる状態です。 |
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重度の虫歯(C3)虫歯が歯髄(神経)まで進行し、非常に強い痛みが出てきます。(上図) かぶせ物や詰め物の隙間から進行する場合も少なくありません。(下図) 歯の根っこ(神経)の治療が必要になるため、治療の時間や費用が上がります。 |
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末期の虫歯(C4)歯根が折れた状態や歯冠部分がほとんどない状態です。 虫歯の状態がお分かりいただけましたでしょうか。次のページでそれぞれの治療方法についてご説明します。 |
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初期虫歯
この段階では、痛みが出ることはほとんどありませんが、虫歯に変わりはありません。しっかりとしたプラークコントロールを行い、フッ素等を用いて予防することで虫歯が進行しないようにすることが重要です。
詰め物の治療手順
1.虫歯を取り除く
悪いところを取りきってきれいな状態にします。 |
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2.型どり(精密印象)
この型をもとに詰め物をつくるので非常に大切な作業です。ほほえみ歯科ではより精密な型をとり、隙間なく咬み合わせの良い詰め物を作ります。 (5~7日後に装着の予約を入れていただき、その間に金属を作ります。) |
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3.セット
できあがった詰め物をセットします。咬み合わせなど精密に調整し装着します。 |
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4.予防
治療が終わった日からあなたのお口の中の健康維持がスタートします。 |
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かぶせ物の治療手順
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1.悪いところを取り除く
1-1.根の治療(歯の神経治療)
麻酔(無痛治療)を用いて、歯髄の中の腐った神経や血管などをきれいに取り除きます。 1-2.クスリの注入根の治療が終わったら、殺菌効果の高いクスリを注入し、根に入り込んだ細菌を除去します。 |
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2.もう一度クスリを注入します。
翌日、消毒効果のあるクスリを再度注入します。 |
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3.根を樹脂で詰める。 |
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4.土台(コア)を立てるための形成
かぶせ物の土台となるコアを精密に立てるために形を整えます。(根間形成) ※この時、歯の保存状態(リスク回避)を考慮した形成を行います。例えば、(右図のように)見た目上、歯が薄く残っていても治療期間に割れて最悪抜歯に繋がる可能性が考えられる場合は歯冠部分を取り除くこともあります。 |
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5.土台の型どり(精密印象)
この型をもとに土台をつくるので非常に大切な作業です。 |
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6.土台をセットします。
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7.支台形成
土台をセットした後、かぶせ物に使用する金属(材料)の特性に合わせて削ったあとの形を整えます。 |
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8.かぶせ物の型どり(精密印象)
この型をもとにかぶせ物をつくるので非常に大切な作業です。ほほえみ歯科ではより精密な型をとり、隙間なく咬み合わせの良いかぶせ物を作ります。 (5~7日後に装着の予約を入れていただき、その間に金属を作ります。) |
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9.セット
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10.予防
治療が終わった日からあなたのお口の中の健康維持がスタートします。 しっかりプラークコントロールを行い、予防を心掛けましょう。 ほほえみ歯科では、患者さんに健康なお口の状態を維持して、快適に生活を 送っていただくために予防指導やリコール(定期検診)を実施しています。 |
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