お口の健康(小児編)
子どもの歯には役目がいっぱい。乳歯の時から大切な働きを守ってあげる必要があります。
子どもの時の歯である乳歯は、12歳頃にはほとんどなくなり、24本の永久歯へとダイナミックに生え変わります。「いずれ抜けてしまう歯なのだから、虫歯になってもまぁ仕方ないか・・・」と考えてはいないでしょうか?乳歯は、健康な永久歯を導く準備をしてくれる大切な歯です。乳歯の働きとケアの仕方を紹介しましょう。
乳歯にはどんな大切な働きがあるの
- 噛む
- 良く噛むことで、口の中に唾液がたくさん出るので、食べ物の消化・吸収がよくなります。また食べる楽しみをしっかり経験することで、心の面も発達していきます。口の周りにはたくさんの神経が集まっているので、噛む刺激が脳の発達にもよい影響を与えると言われています。
- 話す
- 前歯が一本なかったら「さしすせそ」を正しく発音することがむずかしくなります。無理に発音しようとすると、クセのある発音になったり、しゃべり方にもクセがつくことになります。歯が正しく生えそろっていることで発音も正しく育ってくるのです。
- 永久歯を正しく導く
- 乳歯の下では、毎日永久歯が成長し、あごの骨も永久歯が生えてくるために成長しています。永久歯は大きくなると、乳歯の根は少しずつ吸収され、短くなり、正しく生えるべき場所へと永久歯を導きます。きれいな永久歯のためには、まず乳歯が健康に生えそろっていることが大切なのです。
正しい噛みあわせにするにはどうすればいいの?
乳歯から永久歯に生えかわる時期に、正しい歯並び・噛みあわせで歯が育つように歯医者さんで誘導する方法があります。いわゆる矯正治療とはちがい、咬合誘導といいます。生えそろったばかりの永久歯の噛み合わせに問題がある場合、放っておくと将来おおがかりな治療が必要になります。たとえば、出っ歯や受け口の多くは、この時期なら、アクチバートルというマウスピースのようなものを口にはめて何度も噛み締める事によって、正しい歯並びに
直すことができるのです。
自宅でできる虫歯にならないためのチェックポイントは
- その1 前歯を観察する
- 歯と歯肉の境目に、白くて柔らかい汚れが残っていませんか。もう一度歯ブラシを使ってその汚れをかき出します。歯と歯の間にはフロスを入れて上下させることで汚れが取れます。上の歯の裏側は見落としやすいので、スタンドなどで明るく照らしてからみがくといいでしょう。
- その2 奥歯を観察する
- 溝にたまっている汚れは、歯ブラシの毛先を使い、毛の弾力を利用してみがきます。強い力で磨くと毛先が寝てしまい、深い溝に届きにくくなるからです。また、奥歯と奥歯の間はフロスの使用が効果的です。
- その3 虫歯?と思ったら
- すぐに歯科医院で診てもらいましょう。虫歯の程度によってはけずったり、詰めたりする必要がないこともあります。虫歯を進行させないために、歯医者さんのアドバイスに従ってブラッシングを行い、定期的な検診を受ける事が大切です。















